こちらでは襖(ふすま)障子表装全般について紹介いたします。
襖貼替
通常、襖の貼替といえば古い上貼りの上に貼って仕上げることが主流となっています。
湿気の多い日本だからこその襖です。上に重ねて何枚も貼ってしまうと通気性が悪くなり、湿気がこもり
本来の襖の機能が半減してしまいます。(下記写真)
弊社は必ず貼り替えをします!(下記写真)
襖の魅力とは
襖は平安時代からあります。
そして基本的な構造は変わりません。
現代の住居には、日本的な造りの部屋が少なくなってきて、畳の部屋が一つしかないという家も多くなってきました。
昔ながらの固定概念に捕われず、自由な発想を加えることで、現代の住宅にマッチする素敵な襖が部屋を豊かに彩ってくれるのです。
日本の住宅デザインは洋室中心の空間が多く生み出されてきました。襖も壁の一部として溶け込む面として捉えられ、装飾性を排除した「目立たない襖」が多くなっていきました。
しかし、襖のデザインは、本来、大変バリエーション豊かなものです。襖には襖紙、椽、引手があり、それぞれに素材や色、柄、形は多様でその組合せは数限りなくあります。空間に彩りを与えてくれるカーテンのように、襖をデザインすることで空間を豊かに演出できるのです。
ここ最近の日本の住宅デザインの傾向として「オリジナリティ」や「装飾性」が言われていますが、まさにその空間を飾るにふさわしい「豊かな装飾性のある襖」が、素敵な住まいづくりに大きく貢献してくれるのです。
季節によって貼替えができるのも襖の魅力です。暑い時期には涼やかな色柄の襖に替えたりと、インテリアの模様替えとして楽しむことが容易です。
また、何度でも貼替えができ、メンテナンスがしやすいのも襖の魅力です。
襖のある部屋で過ごせば、心が落ち着きます。和の世界といいますか、襖に囲まれていると、「日本人」である事を改めて意識します。
襖の持つ柔らかな風合いと その佇まいをもう一度見直し、襖の良さを楽しんでみてはいかがでしょうか?